ソフトバンクとY!mobileの「メールアドレス持ち運びサービス」がスタート 格安SIMやLINEMOに乗り換えてもメールアドレスそのまま 注意点も【2022年1月版】
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26コメント26件申し込み時には「SoftBank ID」が必要です。知らない(忘れた)という人は解約前に確認してください
大手携帯電話事業者が、携帯電話回線の解約後も「キャリアメール」を継続して利用できる“持ち運び”サービスを発表しました。これを使うと、携帯電話事業者(キャリア)を乗り換えても同じメールアドレスを使い続けられます。ドコモなら「ahamo(アハモ)」、auなら「UQ mobile」や「povo(ポヴォ)」、ソフトバンク/Y!mobileなら「LINEMO」へのブランド変更時もメールアドレスを継続利用できます。【画像】ソフトバンクブランドで持ち運べるメールアドレス この記事では、ソフトバンクが提供するソフトバンク(SoftBank)、Y!mobile(ワイモバイル)両ブランドにおける「メールアドレス持ち運びサービス」に焦点を絞り、サービスの概要と気を付けるべきポイントを解説します。
おことわり
この記事における「キャリアメール」は、キャリアが提供する電子メール(Eメール)サービスのことを指します。また、記事本文における「ソフトバンク」は、特記のない限り通信サービスとしての「ソフトバンク(SoftBank)」ブランドを指します。
「メールアドレス持ち運びサービス」ってどんなサービス?
メールアドレス持ち運びサービスはソフトバンクやY!mobileの携帯電話サービスを解約した後も、以下のメールアドレスを使い続けられるものです。なお、「*」には元々の契約地域名、または収容サーバを示す文字列が入ります。・ソフトバンクの「S!メール」・@softbank.ne.jp・@*.vodafone.ne.jp(旧ボーダフォンのメールアドレス)・@jp-*.ne.jp(旧J-フォンのメールアドレス)・@disney.ne.jp(旧Disney Mobile on SoftBankのメールアドレス)・@wcm.ne.jp/@willcom.com(旧ウィルコムのメールアドレス)(※1)・@pdx.ne.jp/@**.pdx.ne.jp(旧DDIポケットのメールアドレス)(※1)・@y-mobile.ne.jp(Y!mobileのPHSのメールアドレス)(※1)ソフトバンクの「Eメール(i)」・@i.softbank.jpY!mobileの「MMS」・@ymobile.ne.jp・@emobile-s.ne.jp(旧イー・モバイルの「EMメール-S」のメールアドレス)・@wcm.ne.jp/@willcom.com・@pdx.ne.jp/@**.pdx.ne.jp・@y-mobile.ne.jpY!mobileの「Y!mobileメール」・@yahoo.ne.jp(※1)Y!mobileにおける一般ユーザー向けPHSサービスの終了に伴いソフトバンクの携帯電話に移行した場合 ドコモやauの同等サービスはメールアドレス1つ当たり月額330円(税込み、以下同)ですが、ソフトバンクとY!mobileのメールアドレス持ち運びサービスはメールアドレス1つ当たり年額3300円です。申し込み時に1年間(12カ月間)の料金を支払う必要があります。ただし、2022年夏をめどに月額プラン(月額330円)の提供を開始する予定となっています。 従来、キャリアを乗り換えることは、長年使ってきたキャリアメールのアドレスを失うことを意味してきました。総務省などの調査によると、このことによってキャリアの乗り換えをためらう人が少なからずいるようです。新たに登場した持ち運びサービスを利用すれば、キャリアを乗り換えても引き続きメールアドレスを維持できるようになるため、MNPが活性化するのではないかと期待されています。
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