「Android 12」のプライバシーダッシュボードってどんな機能?
昨秋から「Pixel 6 Pro」を使い、「Android 12」にも馴染んできましたが、まだまだ使いこなせていない機能があります。
筆者が最近知った機能は、「設定」→「プライバシー」にあるプライバシーダッシュボードというものです。
「プライバシーダッシュボード」をご紹介する前に。その前にAndroid 12の「プライバシー」はいったいどんな機能なのか。それは、いわばスマホとユーザーのプライバシーを取り持つような役割を果たします。スマホにどこまでプライバシーを見せているのか、逆にシャットアウトするのか、コントロールできるわけです。
これが設定メニューにある「プライバシー」たとえば、コピーしたテキストを保持するクリップボードに、アプリがアクセスしたら通知するかどうか。はたまたパスワード入力時に、その文字列を短い時間、表示するかどうか……なんてことをON/OFFできます。
その中にある「プライバシーダッシュボード」は、ユーザーのスマホにインストールされたアプリが、カメラ、マイク、そして位置情報にいつアクセスしたか、タイムラインのように表示してくれます。
実際にアクセスしてみると、過去24時間で、これら3つの機能にどのアプリがアクセスしたか、すぐわかります。
プライバシーダッシュボードで位置情報へのアクセス履歴をみたところたとえば筆者の「Pixel 6 Pro」で、位置情報の欄を見てみると、さまざまなアプリが用いていることがわかります。よく遊ぶ「Pokémon GO」のような位置情報ゲームや、活動量を計測する「Google Fit」がわかりやすいところ。数日前まで、「au PAY」もたくさんアクセスしていたんですが、最近の更新以降、アクセス頻度が下がったようです。
「プライバシーダッシュボード」のおかげで、どのアプリがどのタイミングで位置情報を知ろうとしたのかが分かります。
先述した通り、位置情報だけではなくカメラやマイクにアクセスした記録も残されています。筆者の場合、メッセージングアプリや、飲んだビールを記録するアプリがカメラを使っていましたし、マイクは録音アプリがほとんどでした。とはいえ、もし「あれ、このアプリがマイク使ってるの?」と予想外のことがあっても、プライバシーダッシュボードですぐわかるというわけです。
かねてより、Androidでは、アプリのインストール時に、ハードウェアのどの機能を使っていいのか、許諾を得るようなしくみになっています。でも、うっかり許可してしまっていたようなアプリがあれば、プライバシーダッシュボードで、その権限をすぐオフすることもできます。
いろんなアプリを楽しめるのは、スマホの魅力のひとつ。「プライバシーダッシュボード」のような機能を使うことで、より安心して、スマホを使いこなすことができそうです。
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