ソフトバンクがシリコンバレーの開発拠点を縮小するらしい
ロイターの報道によると、ソフトバンクはカリフォルニア州のシリコンバレーにある戦略拠点を大幅に縮小するそうです。昨年設置されたオフィスを1年足らずで縮小するなんて、何かあったのでしょうか?
ソフトバンクが借りた2つのビルのスペースは多くが利用されていないんだそう。使っていないのなら規模を小さくするのは当然のことですが、このタイミングでの縮小は同社の計画とは違っていたみたいです。
1年前のソフトバンクは米携帯キャリアのスプリントの買収を終え、アメリカ進出の足がかりを確保し、新しい船出に出るところでした。さらに同じく米携帯キャリアの「T-Mobile US」の買収にも手を伸ばし、計画通りなら一気にアメリカの携帯業界の一大勢力となれるはずでした。
しかしT-Mobile USの買収に失敗すると状況は一変。最初に購入したスプリントも契約者数の減少に苦しむなど、アメリカ進出計画の大幅な見直しを迫られているのが現状です。
海外に拠点を築くのはやはり難しいのでしょうか。でも、これまでも数々の壁を乗り越えてきたソフトバンクですから、きっと何かやってくれると思いたいところです。
source: ロイター, ソフトバンク, 東洋経済オンライン
(塚本直樹)
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