Intel次期CPU「Alder Lake」はWindows 11に最適化されたスレッド割り当て機能を搭載
Intelは、「Intel Architecture Day 2021」と題したオンラインイベントを開催。その中で同社のクライアント向け次世代SoCとなる「Alder Lake」(開発コードネーム)や、データセンター向けの次世代Xeon SPとなる「Sapphire Rapids」(開発コードネーム)、来年(2022年)投入する計画のゲーミング向けGPU「Intel Arc」などの詳細を発表した。
Alder Lakeは高性能コア、高効率コアの2つの種類のCPUコアがあり、電力重視か性能重視かによって切り替えて動作する「ハイブリッドCPU」になっていることは既に明らかになっているが、今回それがどのような仕組みで動作するのかが明らかにされた。
また、Alder Lakeには「Intel Thread Director」と呼ばれる、OSと協調してCPUへのスレッドの割り当てを行なうハードウェア機能が実装されており、Microsoftが今年後半に投入を計画しているWindows 11で最高性能が発揮できるようにソフトウェア側のサポートが追加される。
Alder Lakeはデスクトップ版、モバイル版(ノートPC向け)、ウルトラモバイル版(小型ノートPC向け)という3つのパッケージが用意されており、1つのアーキテクチャでデスクトップからウルトラモバイルまでサポートすることももう1つの大きな特徴だ。