京セラ製スマホがNTTドコモから初登場!超縦長画面と独自サポート機能を満載したシニア向け「あんしんスマホ KY-51B」を写真で紹介【レポート】 - S-MAX

京セラ製スマホがNTTドコモから初登場!超縦長画面と独自サポート機能を満載したシニア向け「あんしんスマホ KY-51B」を写真で紹介【レポート】 - S-MAX

既報通り、NTTドコモは6日、オンラインにて「2021-2022冬春 新商品に関する記者説明会」を開催し、5G対応の新たなシニア向けスマートフォン(スマホ)「あんしんスマホ KY-51B」(京セラ製)を発表しました。発売時期は2022年2月以降を予定しており、価格などは未定です。スマホに詳しい人であるならNTTドコモから京セラ製スマホが発売されるということに驚いた人もいるかと思います。京セラは過去に携帯電話(フィーチャーフォン)などをNTTドコモ向けに納入したことはありましたが、個人向けのスマホでは初となります。しかも、今回発表された機種はシニア層をターゲットとしたもので、すでにシニア向けとして「らくらくスマートフォン」シリーズを長く販売しているNTTドコモから競合するかたちで販売される点は非常に面白く、またその意義にも強い興味を惹かれるところです。今回、記者説明会後に都内にて開催されたメディア向けタッチ&トライ会場にてあんしんスマホ KY-51Bの実機に触れることができましたので、写真とともにその魅力やらくらくスマートフォン F-52Bとの差別化ポイントなどをご紹介します。本体カラーはピンクゴールドとネイビーの2色展開■超縦長ディスプレイが目を引く「もう1つのシニアスマホ」京セラ製のシニア向けスマホと言えば、au(KDDI・沖縄セルラー電話)向けに販売されている「BASIO(ベイシオ)」シリーズやY!mobile向けの「かんたんスマホ」シリーズなどがありますが、本機は満を持してのNTTドコモ向け第1号機種となります。本体デザインはau向け「BASIO4 KYV47」(2020年2月発売)やYmobile向け「かんたんスマホ2 A001KC」(2020年8月発売)よりもさらにモダンな印象の狭額縁設計となっており、上部の余白部分が非常に狭く、フロントカメラ部分のみが水滴状に欠けている(いわゆる「ノッチ」)デザインとなっています。壁紙の色合いのせいで分かりづらいが、上部の余白部分は非常に狭い左から「あんしんスマホ KY-51B」および「BASIO4 KYV47」、「かんたんスマホ2 A001KC」上記の画像からも分かるように京セラ製のシニアなど向けスマホは画面が大きく非常に縦長である点が特徴の1つで、あんしんスマホ KY-51Bでは約6.1インチFHD+(1080×2400ドット)TFT液晶を採用しており、そのアスペクト比は9:20となります。またディスプレイ下部に物理ボタンを配置しているため、筐体はさらに縦長となり、9:21のアスペクト比を持つ最近の「Xperia」シリーズのような超縦長機となっています。同時に発表されたもう1つのNTTドコモ向けシニアスマホ「らくらくスマートフォン F-52B」のディスプレイはアスペクト比9:16.5の約5.0インチFHD+(1080×1980ドット)有機ELであることから、このディスプレイサイズの違いが最大の差別化ポイントでしょう。手に持つと迫力を感じられるサイズだシニア向けスマホの場合、画面の大きさは画像や動画視聴での利便性よりも、純粋に「文字が読みやすい」や「アイコンが分かりやすい」といった視認性の良さそのものに直結します。あまりに大きすぎても持ち運びに不便となり、落としてしまったり、ぶつけて破損させるリスクが上がりますが、筆者が手に持った印象では大きすぎずちょうど良いと感じる大きさでした(執筆時点で本体サイズ・重さともに未定)。本体下部にUSB Type-C端子とストラップホールを備える電源ボタンは本体上部■らくらくスマートフォンとの差別化ポイントは背面にあり本体背面には指紋認証センサーを備え、セキュリティー面も万全です。今回、同時に発表されたらくらくスマートフォン F-52Bにもシリーズで初となる指紋認証センサーが搭載されましたが、パスワードなどを忘れるリスクが高いシニア層向けのスマホだからこそ、パスワード入力を必要としない生体認証は必須であると感じます。ただし、指紋認証センサーが背面にあるため、画面ロックを解除する際に一旦手に持たなければいけない点などは好みが分かれそうです。指紋が目立ちにくいマットな塗装で落ち着いた輝きなのも好印象背面のメインカメラの構成の違いも、らくらくスマートフォン F-52Bとの大きな差別化ポイントです。らくらくスマートフォン F-52Bでは搭載アプリを活用する目的もあり、背面のメインカメラは広角(標準)とマクロの2眼となっています。あんしんスマホ KY-51Bはカメラユニット数では劣るものの、その画素数は約4800万画素となっており、らくらくスマートフォン F-52Bの広角カメラの約1310万画素と比較して圧倒的な高画素です。単眼とは言え非常に高精細な撮影が可能であるため、マクロ撮影などを行わない場合はあんしんスマホ KY-51Bに軍配が上がります。一般的なスナップ写真などを楽しむなら大きなデメリットにはならないでしょう。単眼ながら非常に高い画素数を誇るメインカメラ■シニア向けならではの安心機能も満載本機のユニークな機能としては「通話後録音」と「画面録画」があります。通話後録音は通話終了時に通話の内容を通話開始から最大60分間録音できるというもので、後から時間を遡って録音できる点が非常に便利です。高齢者を標的とした「オレオレ詐欺」をはじめとした特殊詐欺は常に注意しなければいけない厄介な問題ですが、不審な電話や判断が難しい電話を受けた際、「もしかしたら……」とあとから録音しておくことで、家族や周囲の人々に相談する際に大いに役立ちます。また画面録画は画面の操作状態をそのまま動画として録画できるもので、マイク機能によって操作している人や周囲の人の音声も同時に録音するため、操作方法で困った際などにワンタップで録画しておき、あとで人に見せて教えてもらう、といった使い方が想定できます。いずれの機能も通話終了画面やホーム画面から簡単に利用することができるため、使用方法で困ることもありません。シニア向けスマホだからこその素晴らしいサポート機能だと感じます。画面録画はホーム画面下の「画面メモ」をタップすればすぐに呼び出せる録画内容は日付入りでアーカイブされるため、わからないことはどんどん録画して保存しておけるまた「インターネットがつながらない」だとか、「画面がすぐに消えてしまう」や「画面上部のアイコンが消えない」といったトラブルを自己診断してくれる「スマホの健康診断」機能も搭載しています。画面の指示に従ってタップするだけの簡単操作で問題点を見つけ解決方法を教えてくれるため、使い方などを誰にも相談できないときなどに役立ちます。困った時はすぐに試してみようその他の機能としては防水・防塵(IPX5/8・IP6X)やおサイフケータイ(FeliCa)、FMラジオなどに対応しており、日常利用で便利な機能を一通り搭載しています。バッテリー容量は4500mAhと十分な大容量、チップセット(SoC)にはQualcomm製「Snapdragon 480」を搭載、内蔵メモリー(RAM)は4GB、内蔵ストレージ(ROM)は64GB、外部ストレージにはmicroSDXCカードスロット(最大1TB)を用意するなど、基本性能も十分です。さらに5G通信に対応している点も見逃せません。高画素カメラを活かした高精細な写真や画面録画機能を使って録画された動画などを素早く送信するなど、通信速度高速化の恩恵を強く受けられる端末です。5G対応で大容量動画もサクサク送信■急増するシニアユーザーに新しい選択肢をらくらくスマートフォンというロングセラーシリーズを抱えているNTTドコモで、敢えて新たにシニア向けスマホを出す意義とは、その市場規模の広がりにあります。少子高齢化が急速に進む中、シニア層のスマホ利用者も急増しており、らくらくスマートフォンシリーズでは累計で700万人もの人々が愛用してきました。それだけの市場規模がある中、らくらくスマートフォンという1機種のみでシニア向け端末を受け持つのは無理があります。NTTドコモでは、他にもらくらくスマートフォン F-52Bと同じFCNT製の「arrows We F-51B」などにシニア向けUIである「シンプルモード」を搭載していますが、それよりもさらにシニア層へ特化した端末としての選択肢が求められていたことは間違いありません。arrows We F-51Bは通常のエントリースマホだが、シニア向けのホームUIも備えている一般的なスマホに多彩な選択肢があるように、シニア向けスマホにも利用目的や習熟度に応じて選択できる幅が必要です。あんしんスマホ KY-51Bはそういった選択肢の1つとして非常にユニークかつ便利な機能を満載した素晴らしいスマホに仕上がっているように感じました。ドコモユーザーのみなさま、京セラのシニア向けスマホをとくとご覧あれ
【あんしんスマホ KY-51Bの主な仕様】
機種名あんしんスマホ KY-51B
サイズ[高さ×幅×厚さ/㎜]未定
質量[g](電池含む)未定)
OSAndroid 11
ディスプレイ[サイズ、解像度(横×縦)、方式]約6.1インチ有機ELFHD+(1080x2400ドット)
HDR表示-
SoCSnapdragon 480
CPUオクタコアCPU(2.0GHz×4+1.8GHz×4)
内蔵メモリー(RAM)4GB
内蔵ストレージ64GB
外部ストレージ(最大対応容量)microSDXC(1TB)
リアカメラ[有効画素数/F値]約4800万画素CMOS/F1.8
フロントカメラ[有効画素数/F値]約800万画素CMOS/F2.0
バッテリー容量4500mAh(内蔵電池)
連続待受時間(静止時)[4G(LTE)]未定
連続通話時間(LTE)[VoLTE/VoLTE(HD+)/VoLTEビデオコール]未定/未定/-
充電時間未定
接続端子USB Type-C
ワイヤレス充電(Qi)-
最大通信速度(受信時/送信時)1.9Gbps/218Mbps
VoLTE/VoLTE(HD+)○/○
WORLD WING[対応ネットワ−ク:LTE/3G/GSM]○/○/○
テザリング同時接続数[Wi-Fi/USB/Bluetooth]10台/1台/4台
Bluetooth○(5.1)
防水・防塵○(IPX5、8)/○(IP6X)
ワンセグ/フルセグ○/-
おサイフケータイ(FeliCa)
生体認証○(顔、指紋)
ハイレゾ-
スグ電
SIMカードnanoUIM
本体カラーピンクゴールド、ネイビー
メーカー京セラ
記事執筆:秋吉 健■関連リンク・エスマックス(S-MAX)・エスマックス(S-MAX) smaxjp on Twitter・S-MAX - Facebookページ・あんしんスマホ KY-51B 関連記事一覧 - S-MAX・あんしんスマホ KY-51B | ドコモ らくらくホン・あんしんスマホ | 製品 | NTTドコモTweet

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