バッグみたいな「ボディエアコン」で背中がめっちゃ涼しい!

バッグみたいな「ボディエアコン」で背中がめっちゃ涼しい!

着けたらすぐ涼しい。保冷剤で大きな効果

ボディエアコンのポケット部にモバイルバッテリーを入れてUSB接続した後、ベルト部を巻いて、その上からシャツなどを羽織ると準備はOK。シャツはパンツの中へ入れず外へ出す着方が基本だ。スイッチを長押しするとファンが回り始める。

風の強さは3種類で、弱だとボタンは青、中は緑、強は赤く光る。電源ボタンを押すとモードが順に変わる。

弱モード中モード強モード

送風口は上から見ると「・─・─・─・」のような横長と丸の穴が開いている形状。風が強く背中に当たるというよりは、背中に沿って下から上へ流れるような形だ。

穴の開いた部分が送風口

筆者は在宅時間が増えて運動不足が気になっていたこともあり、週末はできるだけ長めの散歩に出かけている。体を動かすのは気持ち良いものの、暑さはやはりこたえるため、ボディエアコンを着けることで暑さを紛らわせながら歩けるかどうか、試してみた。

バッグみたいな「ボディエアコン」で背中がめっちゃ涼しい!

外を歩いていると、当然ながら速く歩けば前からは風を感じるが、その分、信号待ちなどで止まったときにはドッと暑さが押し寄せてくる。これは夏なら仕方ないところだ。

ボディエアコンを着けると、正面ではなく背中に風を感じられるのが新鮮。手に持つハンディファンや、首に掛けるネックファンとの違いの一つは、風が正面から肌に当たるのではなく、背中に沿って下から上へ風が通るところだ。風を強くすると、服の中を抜けて首まわりにも涼しさが届いた。

もちろん、家や車のエアコンのようなはっきりした冷たさには劣るが、着けている間はまるで自転車に乗っているときのような涼しさを、背中に感じられた。

弱モード中モード強モード

手持ちの保冷剤を使うとさらに効果は抜群。本体の内部に保冷剤を収納できるポケットが2つあり、5cm四方くらいの保冷剤がちょうど収まる。今回はロゴス公式の「氷点下パック コンパクト(倍速凍結)」を使ってみた。2個入りで直販価格は1,199円。

ロゴスの保冷剤「氷点下パック コンパクト(倍速凍結)」クーラーバッグなどに使えるものだ

使う前は「保冷剤を入れても大きくは変わらないのでは」とあまり期待はしていなかったが、実際やってみると結構な違いがあった。扇風機とエアコンの違いのように、明らかに周囲より冷たい風が背中を通るのが分かる。

気化熱で涼しさを感じる冷風扇も家では使っているが、これに比べると、保冷剤を入れたボディエアコンの方が冷たく感じた。この製品を使うなら、間違いなく保冷剤は入れた方が良さそうだ。

保冷剤を入れるポケットが2つある。公式のものでなくてもサイズが合えば使えそうだ「氷点下パック コンパクト(倍速凍結)」を入れた状態。少し膨らんでいるが持ち歩きに支障はなさそう

慣れてくると、すごく涼しいとまでは感じられなくなってくるものの、スイッチをオフにしてみると、直後に背中がモワッと暑くなるのが分かる。普段の生活で背中に風が当たることはあまりないため、より違いが感じられるのかもしれない。

なお、背中に風を通す以上、リュックを背負うときには適さないことには注意したい。また、ウエストバッグのように見えるが中に物を入れると空気が通りにくくなってしまうため、一般的なバッグとしての用途には適さない。ただ、スマートフォンが入る薄めのポケットは用意されているのは気の利いたポイントだ。