システムカスタマイズツール「Winaero Tweaker」v0.11が公開 ~リセット機能などを追加
システムカスタマイズツール「Winaero Tweaker」の最新版v0.11が、8月3日に発表された。今回のアップデートでは、待望のリセット機能が追加。カスタマイズされているオプションをリストアップし、選択したオプションまたはすべてのオプションを手軽に初期設定へ戻せるようになった。また、設定のインポート・エクスポートで“ブックマーク”(頻繁に利用するオプションに印を付けておく機能)がサポートされている。
「Winaero Tweaker」は、Windows 7/8/8.1/10に対応するシステムカスタマイズツール。需要の高いカスタマイズメニューがツリービューでコンパクトにまとめられているのが魅力で、OS標準の設定画面からは変更することができないものも数多く用意されている。寄付歓迎のフリーソフトで、現在“Winaero”や窓の杜ライブラリからダウンロード可能。
「Winaero Tweaker」v0.11では、リセット機能ほかにも多くの機能が導入された。たとえば、[Shortcuts]-[Safe Mode Shortcuts]セクションでは、OSをセーフモードで起動するためのメニューやショートカットファイルを簡単に作成することが可能。[Appearance]-[Startup Sound]セクションではWindows 10の起動音をカスタマイズできる。
OSをセーフモードで起動するためのメニューやショートカットファイルを簡単に作成また、「Windows 10 RS5」で導入される予定の新しいスクリーンショット機能を呼び出すためのコンテキストメニュー・ショートカットファイルを作成する機能や、“シェルフォルダー(CLSID)”のショートカットファイルを作成する機能も追加された。“シェルフォルダー”は通常の手段では作成することのできない仮想的なフォルダーで、“ごみ箱”などが代表的だ。[ファイル名を指定して実行]ダイアログ([Windows]+[R]キー)や[すべてのウィンドウを最小化する]コマンドなど、特殊なOS機能にアクセスすることもできる。
“シェルフォルダー”のショートカットファイルを作成そのほかにも、Windows 10のアップデートを抑止する機能が強化された。また、「Windows 10 April 2018 Update」で同じネットワーク上のデバイスに接続できない問題を修正する機能も導入されている。