スマホ画面で陰性を提示。ANA、新型コロナのデジタル証明書「コモンパス」をNY便で実証実験
・検査・ワクチン接種が認可された機関の登記データベース・国際的な互換性を担保した、検査結果・ワクチン接種の情報コードと医療情報連携規格の採択・プライバシーを保護しつつ、検査結果・ワクチン接種履歴を本人のID(例:パスポート番号)と紐づける仕組み・各国の出入国基準をリアルタイムで把握するデータベース・出入国基準を満たしていることを検証するソフトウェア・各国の関連アプリとAPI連携するための仕組み
「国際的な陰性証明、あるいはワクチン接種証明が正当であると提示できれば、各国が課している入国制限や措置の緩和につながると考えています。それにより人の往来が増えてくれば、経済や交流などいろいろな面においてコロナからの立ち直りを促進できるのではないかと非常に大きな期待を持っています」と、海外渡航のハードルが下がるよう、ANAも実用化に向けてさまざまな協力をしていく。
コモンパスについて説明をする、全日本空輸株式会社 デジタル変革室 旅客システムソリューション部 部長 後藤洋氏(左)、世界経済フォーラム 第四次産業革命日本センター プロジェクト長・慶應義塾大学医学部特任講師 藤田卓仙氏(右)今回の実証実験に参加した、一般ボランティアの大里郁子氏(左)、コモンズ・プロジェクト日本事務局の藤﨑香里氏(右)チェックインカウンターにおける搭乗手続きの際に確認する新型コロナの陰性証明は、コモンパスを使ってスムーズに行なわれたコモンパスのデモ用画面。実際には本人のパスポート番号なども表示される
ニューヨーク行きのNH110便(ボーイング 777-300ER型機)。今回の乗客は34名だった