新しいWindows 10の目玉機能「スマホ同期」を試す ~April 2018 Updateでも利用可能
最近の写真・スクリーンショットへアクセス
初回利用時は、Android端末で“端末内の写真、メディア、ファイルへのアクセス”を許可する必要があるので注意(スクリーンショットは「Microsoft Apps」時代のもの)「スマホ同期」アプリでAndroid端末の写真を閲覧するには、ナビゲーションパネルで[フォト]を選択します。初回利用時は、Android端末で“端末内の写真、メディア、ファイルへのアクセス”を許可する必要があるので注意してください。設定がうまくいっていれば、Android端末内の写真とスクリーンショットがリストアップされるます。
ここでリストアップされるのは、Android端末の“カメラ ロール”または“スクリーンショット”フォルダーにある画像です。また、ネットワーク負荷を抑えるため、リストアップされる写真とスクリーンショットは最新の25枚に限られています。本稿の冒頭で“「スマホ同期」アプリは同期するアプリではない”と説明した所以です。
リストアップされた写真やスクリーンショットをクリックすれば、既定のフォトビューワーで開くことが可能。「フォト」アプリで加工することもできます。
また、右クリックメニューを利用すれば他のアプリへ[共有]したり、クリップボードへ[コピー]することが可能。ドラッグ&ドロップで「エクスプローラー」へコピーしたり、他のアプリ(「Microsoft Word」など)へ張り付けることもできます。
最新の25枚の写真とスクリーンショットがリストアップされる。ファイルを開く、クリップボードへコピー、他のアプリと共有、ドラッグ&ドロップなどが可能ちなみに、スマートフォンからPCへ写真を送る方法としては、「スマホ同期」アプリ以外にもいくつかの方法があります。
「OneDrive」は写真のバックアップとしても役立つため是非お勧めしたいのですが、“最近スマホで撮った写真をPCから軽く閲覧したい”といった場合には少し大げさなやり方かもしれません。
クラウドへのバックアップにも役立つ「OneDrive」。でも、“ちょっと閲覧したいだけ”の場合は大げさかも「Photos Companion」は同じ“Microsoft アカウント”でログインする必要がないため、友達と写真をやり取りしたい場合に向いています。しかし、自分のスマホからPCへ転送する方法としては、セットアップが面倒な点や、わざわざスマホを取り出さなくてはいけない点がネックになりそうです。
QRコードさえあればOKな「Photos Companion」は友達とのやりとりに便利。でも、自分の端末同士でやりとりするのであれば、もっとシンプルな方法があるその点、「スマホ同期」アプリは“スマホで最近撮影した写真・保存した画像をリストアップして、必要な写真だけ転送したい”場合にピッタリ。スマホをカバンにいれたままアクセスできるのも手軽です。
ただし、前述のようにリストアップできる画像は最新の25枚のみです。“昨日撮った写真をアップロードしてブログを書きたい”といった場合には使えますが、“先月行った海外旅行の写真を見たい”場合には不向きですね。