「Surface Pro 8」購入記。SSDを換装してお手頃価格で1TBを実現
Core i7/メモリ16GB/SSD 256GBが「比較的」安価だ
筆者が希望するスペックはCore i7/メモリ16GB/SSD 1TBで、価格は28万1,380円(以下、割引前の価格)、キーボードカバーを合わせると30万円を超えてしまう。しかしPC Watchの読者の皆様ならご存じのとおり、「Surface Pro X」、「Surface Pro 7+」以降はリムーバブルタイプのSSDが採用されており、背面のストレージパネルを開けるだけで、M.2 2230のSSDを換装できる。
M.2 2230のSSDは「Surface Pro X」用として日本のAmazonでも販売されていたが、eBayで調べてみると「NEW WD 1TB SN530 2230 NVMe PCIe SSD CH Upgrade Surface Laptop 3 4 GO ProX Pro7+」という商品名で、総額198.47ドル(2万3,628円)で購入できることがわかった(購入当時)。
つまり、Core i7/メモリ16GB/SSD 1TBモデルが28万1,380円のところ、Core i7/メモリ16GB/SSD 256GB(21万5,380円)に、1TB SSD(2万3,628円)を換装すれば、合計で23万9,008円と、4万2,372円も安価にゲットできるのである。まあ、他メーカーより高い買い物であることに変わりはないが、就寝直前の23時30分前後にSurface Pro 8、換装用SSD、そしてキーボードカバーを購入することになった。
なお後述するが、筆者の購入した「Western Digital CH SN530 NVMe SSD 1TB」は、利用できる容量が867GBに制限されていた。この点が問題になる方は、ほかのSSDを探すことをお勧めする。
筆者がeBayで購入した「NEW WD 1TB SN530 2230 NVMe PCIe SSD CH Upgrade Surface Laptop 3 4 GO ProX Pro7+」は、価格が164.98ドル、送料が15.99ドル、関税・輸入消費税が17.50ドルで、合計198.47ドル(2万3,628円)だった。11月15日に注文し、12月1日に到着したなお、ここでもう1つ注意喚起しておきたいことがある。記事執筆時点で「Microsoft Surfaceの保証とサービスプラン」には、「Surface Pro X および Surface Pro 7+ を除き、SSD はユーザーが取り外すことはできませんが、熟練した技術者がMicrosoftの指示に従って取り外すことができます」と記載されているが、Surface Pro 8については言及がない。その一方で、「Surface Pro 8」の「技術仕様」には「SSD(取り外し可能なソリッドステートドライブ)」と記載されている。
マイクロソフトの広報に問い合わせてみたが、SSDを交換した際の保証については確定的な情報が得られなかった。SSDを換装した場合には通常の製品保証を受けられなくなる可能性がある。もし換装するのであれば、そのリスクを理解した上で自己責任で実施してほしい。