懐かしの「ダイモ」でマキタのバッテリーをミリタリー風に管理!

懐かしの「ダイモ」でマキタのバッテリーをミリタリー風に管理!

マキタ製品にハマりました

 2018年の夏にバッテリー式の電動ファン「CF102D」を買って以来、すっかりマキタファンなワタシ(第141回「クーラーがないハンヴィー車内で使えるマキタの扇風機を買いました」)。

 CF102Dはすでにマキタ製品を愛用している人向けなのか、バッテリーが付属していないので、別途買う必要がありました。そこで購入したのが14.4V3.0Ahバッテリーと充電器が付いているコードレス掃除機「CL142FDRFW」。セット品だとバッテリーが半額近くになるので超お得です。

 と言いながら、そのあと結局18V6.0Ahのバッテリーも単品で買っちゃったんですけどね。やっぱり1本じゃ不安で。CF102Dは14.4Vと18Vのバッテリーが使える兼用タイプなので、どうせ買うなら電圧が高くて容量が多い方がいいかなと思って、18Vで最大容量のこれを選びました。

18Vバッテリーがメインに

 次に買ったのはレシプロソー「JR144DZ」(第145回「マキタの電動ノコギリを買ったら剪定が簡単になりました」)。刃が前後に動いて木の枝などをカットできる電動ノコギリです。これは本体のみを単品で買いました。

 そしてインパクトドライバー「TD171D」(第261回「ネジに「打撃を与えてガッチリ締める」充電式インパクトドライバー」)。ワタシ史上初の18Vバッテリー専用品です。バッテリーが2種類あると使い回しができずに困るので、これからは18Vが使える機器を揃えていこうと決心したのはこの時です。

 そのあとUSB機器に充電できるようになるUSB用アダプター「ADP05」(第201回「災害時に役立つ マキタのバッテリーでスマホが充電できるアダプター」)を買い、ワークライト「ML807」を買いました(第272回「マキタの共通バッテリーで使えるワークライトが便利、早く買えばよかった!」)。この2つは扇風機と同じく14.4Vと18Vのどちらのバッテリーも使用可能です。

増え始めたバッテリー

 この連載で紹介したのは以上なのですが、実はまだ他にも買ったものがあったりします。しかも複数。

 ブロアーにディスクグラインダー、つい最近はドライバードリルが仲間入りしました。そして気づけばバッテリーが増殖。14.4Vは最初の1個だけですけど、ディスクグラインダーとドライバードリルはバッテリー付きを買ったので、18Vバッテリーは7個にもなっています。

 こうなってくると管理も大変。あるバッテリーはしょっちゅう使っているのに、あるバッテリーはまったく使っていないということが起こり、使用頻度が偏りがちになってしまいました。できるだけ均等に使うようにしたいところです。

懐かしのダイモを購入

 管理するためにはまず、どのバッテリーがどれなのかわかるようにしなくてはなりません。ラベルが必要です。

 そこで買ったのがダイモ。「1880」という昔懐かしいエンボスタイプのラベルメーカーです。

ラベルメーカーのダイモを買いました。何十年ぶりだろう

 今ではラベルライターやラベルプリンターなど、エンボスラベルよりはるかに便利で高機能な印刷タイプのラベルメーカーが主流ですし、ダイモにもそういう製品があります。

 でもエンボスタイプにはワタシなりの利点があって、それは米軍の備品っぽくなること。以前買ったケースに貼られたりしていて、ちょっといいなと思っていたんですよね。で、いつか真似したいなと思っていて。

小さくて超軽量なモデルです

 ダイモは1958年、アメリカはカリフォルニアで創業。2005年にNewell Rubbermaidに買収され、そのNewell Rubbermaidは2016年にNewell Brandsに社名が変更されました。Newell Brandsはダイモのほか、筆記具のパーカーや製図用具のロットリング、アメリカの定番マーカーのシャーピー、ベビー用品のアップリカ、アウトドアのコールマンなどのブランドを保有しています。

 ワタシが小さかった昭和40年代には日本でも普及が広まっていて、ウチにも1台ありました。近所の家でもあちこちで見たことがあったし、一家に1台みたいな感じだったのかもしれません。

 そのころ使っていたのはピストルのように縦方向に握るようになっていたんですけど、この1880は横に握るようになっています。サイズももっと大きかった記憶があるんですが、手のひらに収まるぐらい小さくなっています。

手のひらサイズで重量は本体のみで66g。テープをセットした状態でも78gほどしかありません

 重量は実測で本体が66g。未使用テープを装着した状態でも78gしかありませんでした。めっちゃ軽いです。

文字盤の交換ができます

 ダイモのエンボスタイプラベルメーカーは小型のパーソナル、一般的なサイズで使えるテープの種類が多いスタンダード、金属製でアルミテープ版もあるプロフェッショナルの3つのシリーズがあり、1880はパーソナルで初めて文字盤を交換できるようになったモデルです。

本体と文字盤3枚、9mm幅のテープ1巻、ストラップがセットになっています

 付属している文字盤は3種類。最初にセットされている緑色の文字盤は大文字のアルファベット+数字、ピンクは小文字+絵文字、青は小文字筆記体+筆記体っぽいフォントの数字です。

 ダイモのテープ幅は6、9、12mmの3種類があるんですけど、パーソナルシリーズで使えるテープは9mmの物限定となっていて、1880には黒いテープが1本付属していました。色は決まっていなくて、他の色のテープが入っていることもあるようです。

説明書は写真のみ

 使い方はパッケージの裏にあります。他に説明書のような物は入っていませんでした。

懐かしの「ダイモ」でマキタのバッテリーをミリタリー風に管理!

使い方の説明は文字なしで写真だけ。ちょっとわかりにくいところも

 使い方の最初に「Casette 9mm」とある以外は全部写真と矢印などの記号のみで、文字はありません。グローバル対応なんだと思いますけど、初めて使う人はちょっとわかりにくいかも。

テープをセットします

 まずはテープを本体に差し込みます。

テープの先端を本体の溝に差し込みます

 先端を溝に差し込むんですが、すぐにテープ送り機構のギアにぶつかってしまうため、そのままでは手を離すと抜け落ちてしまいます。

テープを押し込みながらグリップを1回握ってテープを送ります

 これはテープを奥に向かって押しながら、グリップをカチンと1回軽く握り込めば解決。引っ張っても動かないぐらいしっかりギアが噛んでくれます。

本体のクリップにテープのカートリッジのサイド部分をはめ込みます

 説明書の「1b」と記された箇所で、クリップ状になっている部分にU字型の矢印が描かれており、この意味がいまいちわからなかったんですけど、その後の写真を見るとどうやら「テープのカートリッジをここに差し込む」ということのようです。

カートリッジが付きました

 横から見た写真がなく、テープの位置がだいぶ高くなってしまうためホントに合ってるのかな? と不安でしたけど、これでいいみたいです。減っていけばちょうどよくなりそうですし、カートリッジの内側にクリップ先端の凸部が引っかかる突起があるので間違いなさそうです。

さらにカチカチとテープを送って、先端を縦棒マークに合わせます

 テープをセットしたらさらに8回ほどグリップを軽くカチカチ握り、テープの先端が左にある縦棒のマークのところにくるまで送ります。これで準備完了です。

文字盤を合わせてグリップを握るだけ

 次はいよいよ文字の打刻。

文字盤を回して文字をセットします

 文字盤を回して、打ちたい文字を下の突起に合わせます。そしてグリップを今度は強めにグッと握ってカチン。

グリップをギュッと握って1文字目を打ちます。自動的にテープが送られるので残りの文字をどんどん打っていきます

 1文字目が打刻されるとテープが送られ、2文字目を打てる状態になります。あとは文字盤を回して文字をセット、カチン! の繰り返し。スペースを空けたいときは、最初と同じ様にグリップを軽く握れば打刻せずにテープだけ進めることができます。

テープをカットします

 文字を打ち終わったら、またカチカチと軽く握ってテープを送ります。

テープを送って、打った文字の最後尾を縦棒マークに合わせます

 打刻した文字の最後の文字が、スタート時に合わせた縦棒マークに合うまで送ればオーケー。続いて文字盤をハサミのイラストに合わせます。

文字盤をハサミに合わせてグッと握ります

 ハサミのイラストはカッターのマーク。ここに合わせてグリップを握るとテープがカットされます。

テープを引っ張ればスッと出てきます

テープ完成!

ちなみにこれは失敗例。ちゃんと握らないと文字が薄くなってしまいます

 これでテープは完成です。このカッターはとてもよくできていて、テープを必要な長さにカットするだけでなく、接着面を保護しているビニールを剥がしやすくする加工をしてくれます。

表面のプラテープの端っこをカットしてくれます

 ビニール1枚の厚みを残し、表のプラテープだけが端から2mmぐらいのところでカットされるので、貼る時はここをつまんでビニールを剥がします。

文字盤はいつでも簡単に交換できます

 文字盤の交換は中央のダイヤルを回して外し、新しい文字盤をセットして元通りに戻すだけ。

ダイヤルを90度回転させて外します

文字盤を抜き取り、新しい文字盤をはめ込んでダイヤルを戻します

 文字を打っている途中で別の文字セットを使いたくなっても大丈夫。テープはそのままに文字盤を交換することが可能です。

長い場合はハサミで調節

 テープに打刻したのは電圧と通し番号。14.4Vは1個しかないので「14.4V 01」の1枚のみ。18Vは「18V 01」から「18V 07」まで7枚作りました。

 で、バッテリーに貼ろうと思ったら、貼りたい場所に対してテープがちょっと長かったんですよね。でも大丈夫。ハサミで簡単に切れます。

ハサミで切って長さを調節

 せっかく裏のビニールを簡単に剥がせるようになっているのに、その部分を切ることになるのがもったいないですけど仕方ありません。ビニールは爪でカリカリやって剥がしました。

バッテリーにペタリ。備品ぽくなりました!

 ラベルがあると途端に管理品っぽく見えます。それがカッコいいと感じるかどうかは人それぞれですけど、前述のとおり米軍の払い下げ品のようなイメージがあってワタシ的には超グッド! スマホやパソコンにそれっぽい適当な文字列を貼ったりするのもいいかも。