性能が上がるモード切り替え機能搭載!ASUS製1kg切りノート「ZenBook 14 Ultralight UX435EAL」を検証
14型ディスプレイ搭載で1kgを切る軽さが大きな魅力
ASUSのZenBookシリーズは、ASUSのノートPCの中でも特に性能面やデザインにこだわったラグジュアリーモデルとして位置付けられている。そして、シリーズの特徴となっているのが、天板の同心円状ヘアライン処理だ。見る角度で色合いが変化して様々な表情を見せるその外観は、ほかにはない独特な高級感を醸し出している。
ただ、今回登場した「ZenBook 14 Ultralight UX435EAL」(以下、UX435EAL)は、これまでのZenBookシリーズとはやや印象が異なっている。その最大の理由は、天板にZenBookシリーズでお馴染みの同心円状ヘアライン処理が施されていないからだ。
ボディカラーはPine Greyで、金属的な光沢感はあまり感じられない。側面のダイヤモンドカット加工なども行なわれていない。そのため、ZenBookシリーズとしてはやや地味な印象を受ける。
UX435EALで、ほかのZenBookシリーズとは異なるデザインとなっているのは、ある程度想像がつく。ボディ素材としてマグネシウム合金を採用するとともに、軽さ追求のためボディの厚さも極限まで薄くしつつ十分な強度を確保するため、ヘアライン処理が難しかったり、重量増となるような加工を省いたのだと考えられる。
天板。ZenBookシリーズではあるが同心円状ヘアライン処理が施されておらず、見た目の印象はやや地味だが、完成度は申し分ないとは言え、樹脂製ボディのいかにも安っぽい製品と比べると、質の違いは一目瞭然だ。非常に薄く、直線的で細部まで精密に加工されているボディからは、ZenBookらしい品質の高さが十分に伝わってくる。
サイズは、319×201×14.9~15.6mm(幅×奥行き×高さ)。高さは最厚部で15.6mmとなかなかの薄さを実現。フットプリントも、ディスプレイが4辺狭額ベゼル仕様となっているため、14型モデルとしてもトップクラスのコンパクトさとなっている。
ディスプレイを開いて正面から見た様子。このところのASUS製モバイルノート同様に、ディスプレイの4辺狭額ベゼル仕様が際立っている重量は公称で995gと1kgを下回っている。また試用機の実測では946gと950gを切っていた。実際に手に取ってみても申し分ない軽さで、軽快に持ち歩けるだろう。
また、軽さだけでなく堅牢性も申し分ない。UX435EALでは、米国国防総省が定める調達基準「MIL-STD-810G」に準拠する落下や振動、高度テストなど、多くの堅牢性試験をパスする優れた堅牢性が確保されている。
実際にキーボード面やディスプレイ面、ディスプレイを閉じた状態などで本体をひねってみても、十分な強度を備えていることが実感できる。1kgを下回る軽さと合わせ、安心して持ち歩けるだろう。
本体正面左側面背面右側面底面。フットプリントは319×201mm(幅×奥行き)と、14型モバイルノートとしてはかなりコンパクトだ重量は実測で945gとなかなかの軽さで、手に持っても非常に軽く感じる