もしかして普通すぎるマウス使ってる?任意の機能をセットできる「多ボタンマウス」で作業を捗らせる方法
Windowsを少しでも快適に使うためのテクニックとして、特に知識などを必要とせずに手軽に行なえるのが、サイドボタンなどを備えたちょっと良いマウスを導入することだ。PCを購入したときに付属しているような、左右クリックとホイールだけといった超普通のマウスだと、専用ユーティリティを使って各種ボタンを自分好みにカスタマイズするという非常に捗るセッティングができないからだ。
例えば、こんな使い方があるので紹介しよう。
Windows 11では、マウスの右コンテクストメニューの項目が大幅に簡略化されており、かつてのWindows 10では可能だった操作ができなくなっている。実際には右クリック→「その他のオプションを表示」で、従来と同じメニューを呼び出せるのだが、階層が増えて余計な手間がかかるようになった。
中でも多くのユーザーが不満を抱えていると言われるのが、「最新の情報に更新」メニューが、この下の階層に移動してしまい、すばやく呼び出せなくなったことだ。正確に言うと、デスクトップ上で右クリックした場合は表示されるのだが、エクスプローラ上で右クリックしても表示されず、「その他のオプションを表示」をクリックして呼び出さなくてはならない。まさに二度手間だ。
Windows 11のエクスプローラ上で右クリックすると表示されるコンテクストメニュー。Windows 10までは存在した「最新の情報に更新」がない「その他のオプション」をクリックすると従来のWindows 10に近いメニューが表示され、「最新の情報に更新」も表示される。つまりたどり着くまでワンステップ余計にかかるようになっている同じ機能を持つキーボードの「F5」を活用する手もあるが、従来はマウスだけでできていたのがキーボードも必要となるのは、やはりマイナスだ。Microsoftのフィードバック用掲示板でも、この「最新の情報に更新」復活の要望だけで単体のスレッドが立てられるなど、多くのユーザーが不満を抱えていることが伺える(参考の英文記事)。
こうした場合の1つの解決策となるのが、この「最新の情報に更新」のショートカットである「F5」を、マウスのボタンに割り当てる方法だ。これならば、わざわざキーボードを使わなくともマウスだけで、しかも右コンテクストメニューを呼び出す必要すらなくボタン一発で更新できるので、Windows 10の頃よりもむしろ効率は上がる。
もっとも「マウスのボタンのカスタマイズはやったことがない」「自分のマウスでそうした設定ができるかどうか自体が分からない」という人もいるだろう。今回はそうしたビギナーにあたる利用者向けに、この「最新の情報に更新」をマウスのボタンに割り当てる方法を含めた、多ボタンマウス活用のコツについて紹介する。