設置場所の自由度大、目立たないスマホ車載マウント「ポップグリップホルダー」
今やスマートフォンをカーナビとして使用するという方は多い。カーナビアプリも充実し、中には専用機と遜色ない使い勝手のものもある。
そんなスマートフォンをカーナビとして使うために必要なのが車載マウント。カー用品店やネットショップを覗くと多種多様なマウントが販売されているが、今回ご紹介するのは「ポップグリップホルダー」という製品だ。
これはスマホグリップメーカー「POPSOCKETS」が、アクセサリーの1種として販売している製品だ。スマートフォン側に装着したポップソケッツグリップをポップグリップホルダーにはめ込む形で装着する。挟み込むタイプのマウントとは異なり、スマートフォンを上からスライドさせるだけ。スタンドに置くかのように片手でスッと装着できるので、使い勝手もなかなか良い。
筆者はエアコンパネルの隙間につけた。装着時にはシリコンオフなどで脱脂したほうが良いちなみに、必ずしも自動車用というわけではなく、両面テープ取り付けなので自宅の壁など平面ならば装着できる。また、両面テープではなくエアコンルーバーに装着する車載専用の「カーベントホルダー」もラインアップされている。これら2つは装着場所の好みで選んでいいと思う。
もともとは筆者もオーソドックスなスマホを挟み込む形のマウントを検討していたが、筆者所有車はダッシュボード上にあまり隙間がなく、マウントの設置が厳しかった。
その点、ポップグリップホルダーであれば、設置に必要な面積が極めて小さく、エアコンパネルなどのちょっとした隙間にも設置できる。貼り付けに使う付属の両面テープはかなり強力。数カ月間使用しているが、外れそうな様子はない。外気温40度近い真夏も氷点下近い真冬も乗り切ってくれている。
これは「PopWallet」だが、平坦なデザインのものならば使えるポップソケッツグリップは縮めたまま上からスライドさせるだけ装着時の様子。角度調節などはできない。固定はしっかりしていてジャンプでもしなければスマートフォンが脱落するようなことはないと思うただし構造上、マウントしたスマートフォンの角度を細かく調節することはできない。画面をドライバー側へ向けておきたいだとか、スマートフォンを横向きに保持しておくというのは少々難しい(横にすると走行中の振動でズレていく)。
また、スマートフォン側のポップソケッツグリップが厚みのあるデザインの場合、ポップグリップホルダーにはめ込むことができないので、その場合はほぼすべてのポップソケッツグリップに対応しているという「ポップグリップ ホルダー2」を選択したほうが良いだろう。
画面向きの制約を無視できるのであれば、最小限の設置スペースで装着でき、かつ不使用時も車内インテリアを邪魔しない。そんなコンパクトなマウントが欲しい方にはぜひおすすめしたい一品だ。
製品名 | 発売元 | 実売価格 |
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ポップグリップホルダー | POPSOCKETS | 1500円 |