新Wear OS搭載「Galaxy Watch4」。Google マップやメッセージ対応強化

新Wear OS搭載「Galaxy Watch4」。Google マップやメッセージ対応強化

サムスンは11日、スマートウォッチの「Galaxy Watch4/Watch4 Classic」を発表した。Googleが推進するWear OSとSamsungが推進してきたTizen OSを統合した新たなWear OS(Wear OS Powered by Samsung)を搭載した初のスマートウォッチとなる。

Galaxy Watch4は、最大40時間のバッテリー動作や、アプリ起動時間30%短縮などのパフォーマンス改善が図られた。さらに、Wear OSの多くのアプリやサービスのエコシステムが利用可能になり、多くのGoogleサービスに対応した。

Google マップや、メッセージ、Google Payなどの各アプリには、Android 12と共通のデザイン言語「Material You」をベースにした多くの機能とデザインが採用され、YouTube Musicアプリも提供される。

新Wear OS搭載「Galaxy Watch4」。Google マップやメッセージ対応強化

Wear OSのGoogle Mapsアプリは、携帯電話から腕時計に送信されるターンバイターンの指示により、時間通りに目的地までナビゲートしてくれる。徒歩、自転車、クルマなどに対応。また、スマートフォンのGoogleマップとも同期し、自宅や職場の住所、最近の検索結果なども表示される。

メッセージアプリでは、スマートフォンを取り出すことなく、ウォッチから直接簡単に返信できる。米国、韓国、日本では、Google PlayからGalaxy Watch4のメッセージをダウンロードできる。

Google Payにも対応。新たにベルギー、ブラジル、チリ、クロアチア、チェコ共和国、デンマーク、フィンランド、香港、アイルランド、ニュージーランド、ノルウェー、スロバキア、スウェーデン、台湾、ウクライナ、アラブ首長国連邦など16カ国に拡大した。また、アプリのデザインも刷新し、ウォレットに保存されているクレジットカードが大きく表示され、スワイプで操舵できる。

YouTube Musicにも対応。YouTube Music Premiumに加入者は、Wear OSの新しいYouTube Musicアプリで、楽曲やプレイリストにアクセスし、ダウンロードして音楽を聞けるようになる。充電中やWi-Fiに接続時にウォッチにダウンロードする曲を更新できる。

Wear OS用のGoogle Playもアップデートされ、アプリの検索やダウンロードが簡単になる。Wear OS用のサードパーティアプリも多くがデザイン刷新されている。

Galaxy Watch4シリーズは、アルミケースのシンプルな外観のGalaxy Watch 4とスチールケースのGalaxy Watch 4 Classicを展開。バイオアクティブセンサー(BioActive Sensor)による健康モニターの強化や、いびき検知などの睡眠管理機能の強化が特徴。価格はGalaxy Watch4が249.99ドル~、Galaxy Watch4 Classicが349.99ドル~

Galaxy Watch4Galaxy Watch4 Classic