子ども向け定額サービス「Amazon Kids+」とペアレンタル保護機能が「Fire TV」シリーズに対応 Amazon Kidsとは?
Amazonは子ども向け定額サービス「Amazon Kids+」とペアレンタルコントロール機能「Amazon Kids」が、一部の「Amazon Fire TV」シリーズで利用可能になることを発表した。
対応するのは「Fire TV」（第3世代）、「Fire TV Stick」（第2世代）、「Fire TV Stick」（第3世代）、「Fire TV Stick 4K」、そして最新の「Fire TV Stick 4K Max」。
「Amazon Kids+」は、従来から「Fireタブレット」シリーズや「Kindle」シリーズ、Android OSおよびChrome OS 端末に対応していて、今回の発表によってFire TVシリーズでもAmazon Kids+が利用可能となることで、子どもがアニメや映画、歌番組、キッズカラオケなどをより大きな画面で楽しんだり、家族一緒に利用する可能性が拡大することになる。
また保護者は、ペアレンタルコントロール機能のある「Amazon Kids」上の子ども一人一人のプロフィールを設定し、子どもたちの視聴記録の確認や、視聴時間を制限することなどが容易にできるようになる。
では、そもそも「Amazon Kids+」とはどんなものなのだろうか。
Amazon Kids+とは
「Amazon Kids+」は、児童書、知育コンテンツ、ビデオ、ゲームなど、3～12歳の子どもを対象に、年齢に応じて楽しめる数多くのコンテンツを提供している子ども向け定額サービス。
月額プランは、プライム会員なら月額480円、一般会員は月額980円で利用できる。月額プランを初めて利用するユーザーは、まずは1か月間無料で試用できる。無料体験期間後は、有料期間に自動更新される。日本では現在、Fireキッズモデルを含めた「Fireタブレット」シリーズで、子ども向け書籍、ビデオ、学習用アプリやゲームなど数千点のキッズコンテンツを楽しむことができる。また、子ども向け向け電子書籍リーダーの「Kindleキッズ」モデルを含めた全「Kindle」シリーズでは1,000冊以上の人気の電子書籍が利用できる。
更にはストリーミングデバイスの「Fire TV」シリーズでは、アニメ、映画、歌番組等の数千点のキッズコンテンツや、キッズカラオケなどの利用も可能となっている。
ペアレンタルコントロールアプリAmazon Kids
また、このサービスはAndroid OS端末、Chrome OS端末上でも楽しむことができる。これらのデバイスでは、ペアレンタルコントロールアプリAmazon Kidsを保護者に無料で提供している。
「Amazon Kids」は、Fire TVのホーム画面上にあるプロフィール設定画面や、Amazon Kidsアプリ内で子ども用プロフィールを作成することで利用できるようになる。
「Amazon Kids+」は、同アプリ内にて会員登録を行い、登録完了後より使うことができる。また、設定画面の「アカウントとプロフィールの設定」から最大で4名分の子ども用プロフィールを作成することができ、子ども一人一人に合わせたコンテンツを楽しめるように設定できる。
Fire TVシリーズ向けAmazon Kids+、およびAmazon Kids提供開始に合わせ、下記のアプリおよび動画タイトルがAmazon Kids+に追加された。
●「おかあさんといっしょ ともだち だいすき！」「えいごであそぼ Sing A Little Song！」「みいつけた！リサイタル うたうッス おどるッス」（NHKエンタープライズ）
●「映画しまじろう しまじろうとそらとぶふね」「しまじろうアニメ3D CGエディション（日本語版）」（ベネッセコーポレーション）
●「レゴ®ニンジャゴー」「レゴ®フレンズ」「レゴ®シティ」「レゴ®ジュラシック・ワールド」
なお、「キッズカラオケ@DAMアプリ」は独占配信、「映画しまじろう しまじろうとそらとぶふね」および「しまじろうアニメ3D CGエディション（日本語版）」は見放題で独占配信されている。
さらに、Fire TVシリーズ上で提供している「Disney+」（ディズニープラス）や「Hulu」など、動画配信サービスを保護者が子どものプロフィールに追加することで、子どもが楽しむコンテンツの選択肢をさらに増やすことができる。保護者がプライム会員の場合は、Prime Videoを子どものプロフィールへ追加して、子ども向けのコンテンツのみの視聴を許可する設定も可能だ。
Amazonの新型「Fire TV Stick 4K Max」がシリーズ初「Wi-Fi 6」に対応 従来モデル比で40%パワフルに 起動や検索等を高速化
Amazon Fire TV関連記事
