Snapdragon 870搭載で5万円台のハイエンド5Gスマホ!「モトローラ moto g100」
Snapdragon 870/8GB/128GB/6.7型FHD+/6カメラ/5G対応で58,800円!
本連載でも何度か扱っているが、同社は旬のSoCを採用したmoto gシリーズを毎年堅実に発表してきた。そして今年はおそらく歴代最大となる進化を遂げたmoto g100の登場だ。
パワーアップしたのは、SoC:Snapdragon 8xx系のハイエンドで870、パネル:縦長のアスペクト比21:9で90Hz対応、カメラ:背面/前面合わせて計6つ、メモリ8GB/ストレージ128GB、そして言うまでもなく5G対応で、Androidも最新の11。
それにも関わらず価格は6万円を切る58,800円!リリース記事が載った時、筆者も「お!」っと思った1台だ。主な仕様は以下の通り。
モトローラ「moto g100」の仕様 | |
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SoC | Snapdragon 870(3.2 GHz/1コア+2.4 GHz/3コア+1.8 GHz/4コア)、Aderno 650を内包 |
メモリ | 8GB |
ストレージ | 128GB |
OS | Android 11 |
ディスプレイ | 6.7型FHD+(2,520×1,080ドット)、リフレッシュレート90Hz対応、アスペクト比21:9 |
ネットワーク | Wi-Fi 6対応、Bluetooth 5.1、NFC |
SIM | Nano SIMカードスロット×2 |
対応バンド | 3G: W-CDMA B1/B2/B4/B5/B84G: LTE B1/B2/B3/B4/B5/B7/B8/B12/B13/B17/B18/B19/B20/B26/B28/B32/B34/B38/B39/B40/B41/B42/B43/B665G: Sub-6GHz band n1/n3/n5/n7/n8/n28/n38/n41/n66/n77/n78 |
インターフェイス | USB Type-C(3.1)、microSDスロット(最大1TB/Nano SIMスロットと排他)、スピーカー、3.5mmイヤフォンジャック |
センサー | 指紋認証、加速度計、近接センサー、環境照度センサー、ジャイロセンサー、コンパス |
位置情報サービス | GPS、AGPS、LTEPP、SUPL、GLONASS、Galileo |
カメラ | 前面1,600万画素メイン(f/2.2,1.0um)+800万画素 超広角118°(f/2.4,1.12um)背面6,400万画素メイン(f/1.7, 1.4um)+1,600万画素超広角117°+マクロ(f/2.2,1.0um)、リングライト+200万画素 深度センサー(f/2.4,1.75um)+TOFレーザーオートフォーカス |
サイズ/重量 | 約168.38×73.97×9.69mm(幅×奥行き×高さ)/約215g |
バッテリ | 5,000mAh、20W TurboPowerチャージャー同梱 |
カラーバリエーション | イリディセントスカイ |
直販価格 | 58,800円 |
SoCはSnapdragon 870。3.2 GHz/1コア、2.4 GHz/3コア、1.8 GHz/4コアの計8コア。GPUとしてAderno 650を内包している。今年2021年1月に発表され製造プロセスは7nm。Snapdragon 865+の後継的な位置付けとなる(上位はSnapdragon 888)。メモリ8GB、ストレージ128GB。OSはAndroid 11を搭載。
ディスプレイは6.7型FHD+(2,520×1,080ドット)。アスペクト比21:9と縦に長めだ。90Hzのリフレッシュモードに対応する。
ネットワークはWi-Fi 6対応、Bluetooth 5.1、NFC。NFCは残念ながらFeliCa未対応。SIMはNano SIMカードスロットが2つ。ただし、1つはmicroSDスロットとの排他となる。対応バンドは表をご覧いただきたいが、5G対応だ(ただしミリ波には未対応)。
インターフェイスは、USB Type-C(3.1)、microSDスロット(最大1TB)、スピーカー、3.5mmイヤフォンジャック。Type-Cは映像出力にも対応。外部ディスプレイへ接続し後述する「Ready For」でデスクトップ的な操作が可能となる。
センサーは指紋認証、加速度計、近接センサー、環境照度センサー、ジャイロセンサー、コンパス。位置情報サービスはGPS、AGPS、LTEPP、SUPL、GLONASS、Galileoに対応。
カメラは、前面:1,600万画素メイン(f/2.2,1.0um)+800万画素超広角118°(f/2.4,1.12um)、背面:6,400万画素メイン(f/1.7, 1.4um)+1,600万画素超広角117°+マクロ(f/2.2,1.0um)、リングライト+200万画素深度センサー(f/2.4,1.75um)+TOFレーザーオートフォーカス。
5,000mAhのバッテリを内蔵し、20W TurboPowerチャージャー同梱。サイズ約168.38×73.97×9.69mm(幅×奥行き×高さ)、重量約215g。価格は58,800円。スピーカーがモノラル、FeliCa未対応、少し重いなど残念な部分もあるが、5G対応でこの構成を考えると驚きの価格と言えよう。
パネル上左側に前面カメラ。内側が標準、外側が広角。最近のスマホとしては少しフチがある方だろうか背面左上に背面カメラ群。カラーバリエーションはイリディセントスカイのみ左/下。左側面にアシスタントキー、SIM/microSDスロット。下側面に3.5mmジャック、Type-C、スピーカー右/上。右側面に音量±ボタン、電源ボタン(指紋センサー兼)。上側面は何も無いNano SIMスロット付近。奥がSIM1、手前がSIM2/microSDカード付属品。ACアダプタ(サイズ約48×40×25mm、重量50g、出力5V/3A、10V/2A、12V/1.67A)、Type-A/Type-Cケーブル、イヤフォン、イジェクトピン、ソフトケース重量は実測で215gXperia 1 IIとの比較。ほぼ同じだが、幅、高さ、厚みすべて一回り大きい筐体のカラーはイリディセントスカイ。ブルーがかったホワイトというイメージで、見る角度によって色が微妙に違う……何とも表現しがたい雰囲気を醸し出す。もちろんチープな感じは皆無。重量は実測で215gと200gを超える。比較の写真にあるXperia 1 IIは実測で182g。個人差もあるだろうが、スマホで200gを超えると、持った時、ズッシリ重く思ってしまう(iPhone 12 Pro Maxは226gとさらに重いが)。
前面はパネル上左側に前面カメラ。内側が標準、外側が広角。最近のスマホとしては少しフチがある方だろうか。背面は左上に背面カメラ群(詳細は後述)。左側面にアシスタントキー、SIM/microSDスロット。下側面に3.5mmジャック、Type-C、スピーカー。右側面に音量±ボタン、電源ボタン(指紋センサー兼)を配置。Nano SIMスロットは、奥がSIM1、手前がSIM2/microSDカード。
付属品は、ACアダプタ(サイズ約48×40×25mm、重量50g、出力5V/3A、10V/2A、12V/1.67A)、Type-A/Type-Cケーブル、イヤフォン、イジェクトピン、ソフトケース。
ディスプレイは、6.7型FHD+(2,520×1,080ドット)。Xperia 1 IIと同じアスペクト比21:9で、一般的なスマホより縦に情報量が多くサイトやタイムラインなど(個人的には)見やすい。リフレッシュレートは設定で自動/60Hz/90Hzに切り替えることができる。60/90Hzを試したところ、確かに90Hzの方がスムーズにスクロールする。ただし90Hzにするとよりバッテリを消費するため要注意だ。明るさ、発色、コントラスト、視野角などはOLEDほどではないものの、価格を考えれば十分以上のクオリティだ。
発熱はベンチマークテストや長時間触っているとほんのり熱を持つ。熱を持つタイミングは少し早めだろうか(つまり少し使うと直ぐに暖かくなる)。
サウンドは縦位置時、下側面にスピーカーがあるだけのモノラル。ボーカルが前に出て、比較的パンチやパワーがあるだけに、ステレオでないのが残念な部分だ。3.5mmのイヤフォン出力は手持ちの「SONY MDR-EX800ST」で視聴したところ、傾向は内蔵スピーカーと似ているが高域に透明感が加わる感じだろうか。スピーカーだとPOP/ROCK系だが、ヘッドホンだとオールマイティに行けそうな感じだ。ただあと一歩パワーが欲しいところ。