激安タブレットは数多くあるが、その中でも代表格と言えるのがAmazonのFireタブレットだ。今回は、モデルチェンジした8インチモデル「Fire HD 8」「Fire HD 8 Plus」(第10世代機)を使ってみた。
「Fire HD 8」無印の「Fire HD 8」は、32GBモデルが9,980円、64GBモデルが11,980円(いずれも税込)という価格設定となっている。
<Fire HD 8の詳細をAmazonで見る>はっきり言ってしまおう、この価格設定は安すぎる。セール時期にはさらに安くなる可能性もあることを考えると、目眩がするほどのプライシングだ。Amazonサイト内でAndroidタブレットを検索してみると、安いモデルも売られているが、それでも1万円切りというものはあまりない。あっても、あまり聞いたことのないブランドのものだったりする。そもそもAmazonは、タブレット単体であまり利益を出そうと考えていないはず。ハードでしっかり利益を出しつつ、Fireタブレットと競っていかなければならない他社が、少し気の毒になるほどだ。■
メジャーなアプリが増えてきた基本的なことだが念のため最初に触れておくと、Fireタブレットに搭載されているOSはFire OSという名称。Androidがベースだが、Googleが提供しているAndroidとは別のものだ。アプリについても「Amazonアプリストア」からダウンロードするのが基本となり、Google Playで提供されているアプリは、基本的には利用できない。Amazonアプリストアで提供されているアプリは、Google Playに比べると少ないが、Amazon系のアプリはもちろんのこと、NetflixやDAZN、Hulu、Abema、Gyao!など動画サービスアプリはかなり充実している印象だ。Apple Musicなどアップル系アプリはほぼ無いが、それ以外のメジャーアプリについては、かなりラインナップが揃ってきている。背面。スマイルマークを中央に配置多くの方にとって気になるのは、YouTubeアプリが使えないことだろうが、ウェブ版YouTubeを、あたかもネイティブアプリのように使えるショートカットが用意されており、使ってみると、それほど違和感がなかった。■
同程度のサイズのiPad miniと比べる