水拭きモップを自動洗浄してくれるドック搭載のロボット掃除機、現る #CES2022

水拭きモップを自動洗浄してくれるドック搭載のロボット掃除機、現る #CES2022

これでモップも常に清潔。

いくらロボット掃除機の水拭き機能を使って床を磨いていても、モップ部分を定期的に洗っていなければ、家中に汚れや雑菌をまき散らすことになってしまいます。そこでRoborock(ロボロック)は、自動ゴミ収集ドック搭載のフラッグシップモデルをアップデート。新型のドックには、水拭きモップを毎回自動的に洗ってくれる機能が加わりました。

SFの世界であれば最小限の指示でロボットが家事をすべてやってくれますが、残念ながら今のところ現実ではそうはいきません。ルンバが初めて登場してからの20年間でロボット掃除機は飛躍的に改良され、わざわざ人間が家中に掃除機をかけなくて済むようになったとはいえ、ダストボックスを空にしたり定期的に洗浄したりと、未だに人の手を煩わせています。

水拭きモップを自動洗浄してくれるドック搭載のロボット掃除機、現る #CES2022

最新のロボット掃除機は、高度なセンサーとAI搭載イメージングシステムのおかげで障害物を避けられるようになり、ドックに充電以外の機能が備わって複雑化したおかげで自動的に行えることが増えました。Roborock社が新製品S7 MaxV Ultraのために開発したドックは、これまででもっとも複雑なものかもしれません。床から埃や汚れを吸い上げるだけのロボット掃除機と異なり、S7 MaxV Ultraには吸引掃除後にフローリングやタイル張りの床をピカピカに磨き上げる水拭きモップがついています。しかもラグやカーペットを自動的に避けて掃除してくれるのです。

この水拭き機能のおかげで人間は家事のひとつから解放されますが、水拭きモップを洗う手間とメンテナンスが残ってしまいます。そこでS7 MaxV Ultraは、ドックにモップ用の水タンクを補充し、前後にスライドする装置でもってモップを洗浄してくれる機能を搭載。洗車機のロボット掃除機版みたいですが、内部まできれいにしてくれます。

また、掃除機が充電しに戻るたびに、ドックは本体のダストボックスからゴミを吸い上げます。ドック内のゴミ収集ボックスには最大で7週間(部屋の環境や使用頻度により異なります)ゴミを貯めておけるとか。

このドックがあるからといってまったく手がかからないわけではありませんが、メンテナンスや手入れを行う回数は減ります。ドックの水拭きモップ用タンクを補充して、ゴミ収集ボックスを空にする必要はありますが、掃除機のお手入れ自体はそれほど頻繁な家事にはなりませんからね。

今年のCESでは価格と発売時期が不明という傾向にありますが、本製品もしかり。サプライチェーンの混乱が続いているためです。

Source: Roborock